【325時限目】 内覧会同行 アーキスケット 出口
最上階にあるマンションのお部屋に入ると、
リビングは天井高さ3.6mの吹き抜け、
その横にはメゾネット形式の洋室やロフト、
さらに室内階段を上がっていくと、
リビングの上の屋上ルーフバルコニーに通じるAD(アルミドア)があります。
ルーフバルコニーから内覧会検査を進めようと、
ADの扉を開けると、
AD下部にある水切り金物の幅が広い!
外部から眺めると、
5cmも壁からハネ出しているのです。
その水切り金物の上を踏んでみると、
大人の体重では簡単に凹んでしまいます。
水切り金物の出寸法を
アスファルト防水の為の欠き込み部分の壁ではなく、
外壁タイル面に合わせてしまった間違いだな!
でも、
今更、水切り金物を取り替えられないので、
水切り金物の下にモルタルでも詰めれば良いのかなと、
這いつくばって水切り金物の下を覗き込みます。
ここまでは序章。
ここで、
このルーフバルコニーの防水は、
アスファルト防水にシンダーコンクリート。
壁への立ち上がりは砂付きルーフィング(防水材)露出仕上げとなっています。
ところが、
このAD水切り金物の下の10cm程度の壁立ち上がり部分では、
砂付きルーフィングが立ち上がっていない!
しかも、
レンガブロックが露出しているという前代未聞の光景!
これじゃー、
いつ漏水してもおかしくはない!
目立たない場所なので、
もしかして砂付きルーフィングの貼り忘れ!
でも、端部押さえ金物もアスファルトコーチングもAD横で止まっている。
次の作業工程、次の次の作業工程でも気がつかなかったの?
防水業者の手抜き工事としか言いようがありません。
内覧会検査に立ち会った施工会社担当者に確認してもらうと、
「手直しさせていただきます。。。」
「どうやって手直しするんですか?」
「・・・・・」
「アスファルトルーフィングの重ね代は10cm以上必要です。
ということは、
シンダーコンクリートを壊し、
既存のアスファルト防水を出さなければなりません。
しかも、シンダーコンクリートを壊す時に、
絶対に下部にあるアスファルトルーフィングを傷つけてはいけません。
そんなこと出来ますか?」
「防水は10年保証していますから、
責任を持って行います。」
シンダーコンクリートを壊す時、
アスファルトルーフィングを傷つけない保証はない!
でも、その他に手直し方法が無い!?
マンション屋上全体のアスファルト防水をやり替えるのなら別ですが・・・・
前代未聞のアスファルト防水の手抜き工事は、
その手直しの代償も大きくなります。