【332時限目】 内覧会同行 アーキスケット 出口
ここは東京都内。
狭い土地に建つ一戸建て住宅です。
内覧会同行検査で、
2階北側洋室のくもりガラス(型板ガラス)の引き違い窓を開けると、
2mほど離れてお隣さんのバルコニー。
パジャマや下着などの洗濯物が目に飛び込んできます。
窓周りの検査を進めていると、
お隣の家の中で人影が動く気配を感じます。。。
ちらっと、そちらの方に目をやると、
何やら洗濯物の隙間から視線を感じます。。。
早々に窓周りの検査を済ませ、
今度は階段室の検査です。
そこには透明ガラスの縦すべり出し窓があるのですが、
お隣さんの植栽の枝が越境しており、
窓の開閉を邪魔しています。
内覧会検査に立ち会っている売主担当者に、
「お隣の植栽が越境していて窓を開けられませんね。」
「そうなんです。工事も大変でした!」
「そんなことを聞いているのではありません。
植栽の越境をどうするんですか?」
「越境している植栽を勝手に切ってはいけないんです。」
民法上、
『隣地の竹木の枝が境界線を越えるときは、
その竹木の所有者に、その枝を切断させることができる。』
となっています。
逆に言えば、
『越境している枝を勝手に切断してはいけない。』
ということです。
「これまでの間、お隣さんに枝の切断をお願いしていないんですか?」
「何度かお願いはしているんですが・・・・」
「それでも対応してもらえなかったんですね。」
「ハイ、お隣さんからすると、
バルコニーの目の前に建物ができることを良く思っていないみたいなんです。」
確かに、お隣さんからすれば、
”建設反対!!!”
なのかもしれません。
でも、そういったことを含め、
うまく協議をしておくことが売主の責務です。
「引渡しまで2週間ありますよね。再度、お話会いをしてください!」
「ハイ、なんとかお願いをしてみます。。。」
と、約束は取り付けたものの、
ご依頼者。
「これから先何十年も、お隣さんとご近所付き合いしないといけないのに。。。。」