【339時限目】 内覧会同行 アーキスケット 出口
人もまばらなローカル電車に揺られながら
郊外の大規模一戸建て分譲住宅の内覧会同行検査に向かいます。
駅へ到着。
でも、駅前といってもお店すらない。。。
目的地までは徒歩22分。
でも、タクシーすらいない。。。
仕方なく検査道具の入ったキャリーバックを引っ張りながら
徒歩で現地に向かいます。
現地へ到着すると、
遠くの方で住宅街の道路掃除をしている年配の人。
でも清掃員ではありません。
見覚えのある施工会社のユニホームを着ているのです。
その方が私に気が付き、こちらへやって来ます。
どこかで見覚えのある顔。。。
でも、念のため名刺交換を行います。
〇〇建設株式会社
住宅事業部 建築部 所長 〇〇〇〇
「どこかでお目にかかったことがありますよね!
確か、〇〇方面の住宅の外壁のひび割れ調査でお伺いした時だったでしょうか?」
「出口さんには、△△方面の住宅の漏水調査でお目にかかったことがあります。」
「今日は内覧会検査ですのでよろしくお願いいたします。」
「こちらこそ、よろしくお願いいたします。」
と丁寧に頭を下げてくれます。
そんな会話をしていると、
内覧会同行のご依頼者家族が到着です。
で、早速内覧会検査スタート。
一見、非常に丁寧に造られているお部屋。
でも、細かく見ていくと、
やはり指摘事項が見つかります。
「洋室のアルミサッシ枠にビス抜けがありますね。」
「スイマセン。」
「ウォークインクローゼットのフローリングワックスに足跡ムラが3つありますね。」
「スイマセン。。」
「リビングの木製建具のキズ補修が色が違っているし雑ですね。」
「スイマセン。。。」
「洗面室の床CFシートのあちらこちらに浮きやカッター切断跡がありますね。」
「スイマセン。。。。」
「玄関ポーチの床タイルに浮きがありますね。」
「スイマセン。。。。。」
などなど、一通りの指摘説明を終えてからご依頼者から一言。
「このフローリングのキズ補修も悪いですね。」
トドメの指摘事項に対し施工会社の立会いから一言。
「ご指摘をひとつひとつお伺いする度に、
だんだん、頭が深く下っていきます。。。。。。」
この冗談に対し、皆で ”クスッ(笑)”
最後に、内覧会同行のご依頼者に対し私から一言。
「この住宅では、今のところ大きな指摘事項は無いようです。
ご入居でもご相談を承っていますので、
今後、外壁モルタルのひび割れや漏水などといった欠陥が出ましたら、
お気軽にご連絡ください。」
この密かな皮肉に対し、施工会社立会い者も ”クスッ(笑)”