【340時限目】 内覧会同行 アーキスケット 出口
マンション内覧会で、
その出来栄えの悪さが心配になったマンション購入者からの
確認会同行のご依頼です。
事前に送付していただいた内覧会指摘事項記載表を見ると、
ほとんどの指摘事項は、
クロスのキズ、汚れ、隙間といった内容です。
で、確認会。
ご依頼者は施工会社の立会い者とともに
内覧会時指摘事項の是正確認のためお部屋を見て回ります。
私は単独で初回の内覧会レベルで検査をスタート。
リビングの戸境い壁を懐中電灯で横から照らしながらチェックしていると、
外壁面から50cm程度のところで縦方向に、
壁クロスに一筋の影が浮き出てきます。
内覧会であれほどクロスのキズ、汚れ、隙間をしていたにも関わらず、
こんなに目立つクロスの不具合を発見出来なかったのだろうか???
一通りの検査を終え、
壁クロスを懐中電灯で横から照らしながら、
「この壁クロスに筋が入っていますね。」
「内覧会ではこんなの気付かなかったあー!!!」
とご依頼者。
「壁クロスを貼り替えます。。。」
と施工会社の立会い者。
「クロスを貼り替えるだけじゃダメだと思いますよ!」
「何でですかあー???」
とご依頼者。
「・・・・・・」
と施工会社の立会い者。
「この位置は、折り返し断熱ボードとコンクリートの境い目ですよね。」
と、壁を拳骨で叩き音の違いを確認しながら説明します。
今度は、別な場所を懐中電灯で照らしながら、
「床から1.6mの位置のところにも水平方向に影が浮き出てきますね。
ここは、断熱ボードのジョイントの位置ですよね。」
「・・・・・・」
「恐らく断熱ボードとコンクリート境いや、
断熱ボード間でひび割れが生じていると思いますよ。」
「・・・・、そうかもしれません。。。」
後日、ご依頼者よりの再確認会メール報告です。
出口さんが指摘してくださったリビングのクロスの影ですが、
やはりひび割れが原因でした。
手直しの写真を添付しておきます。
1.クロスを剥がした写真(ひび割れが各所に確認できる)
2.シーラー塗布状況写真
3.補強テープ貼り状況写真
4.補強材練り混ぜ状況写真
5.補強材塗布状況写真
6.クロス下地(下パテ)処理状況写真
7.クロス下地(上パテ)処理状況写真
8.クロス貼り施工状況写真
9.補強・補修材料検収写真 : タフバインダー、ダイヤテープ、
シーラー、アイトップ、Hiレベル、Hiスムーズ
この写真を見ると、
施工会社の誠意ある対応(?)が解ります。
でも、壁クロスに走っていた一筋の影の原因が、
コンクリート壁のひび割れと推察しなければ、
表面だけのクロスの貼り替えだけにとどまっていたのかもしれません。。。