【342時限目】 内覧会同行 アーキスケット 出口
ここは広い広いオープンエアリビングバルコニー。
お隣のオープンエアリビングバルコニーとの離れは2.55mで、
その間の空間は、
”光の吹抜け”といったカッコイイ名称が付いています。
その光の吹抜けの外壁タイル面を見ると、
縦方向に4本の誘発目地。
何でこんなにいっぱいの誘発目地を入れているのだろう・・・?
一般的には、3mから4m内外の間隔で
外壁ひび割れ防止の目的で誘発目地を入れるものです。
幅2.55mの壁ならば、両際の入隅部分にあれば良いのでは・・・・
でも、多い分には、
外壁ひび割れの抑制といったことから考えれば良いのかもしれません。
しかし、見た目はどうかと思います。
今度は、反対側のお隣の光の吹抜け外壁タイル面を見てみます。
条件は全く同じ。
すると、1階、2階とやはり4本の誘発目地があります。
しかし、3階、4階、5階は3本の誘発目地しかありません。
1本の誘発目地は何処へ行ってしまったの?
内覧会検査に立ち会っていた2名の施工会社の担当者に尋ねると、
20代と思われる若手の方は、
「・・・・・」、沈黙です。
50代と思われる年配の方は、
「不思議ですねえー。。。内覧会応援ですから解りません。」
「では、内覧会場の方で解る方から説明してもらえますか?」
ということで、ここは内覧会場です。
先ほどの2名の他に、
40代前半と思われる施工会社の人がテーブルに着きます。
「光の吹抜けの2.55mの外壁間に4本もの誘発目地を入れている理由は何ですか?」
「外壁タイルの割り付け上、そうしました。」
「そうすると、コンクリート工事でオープンエアバルコニーの位置を
タイル割りに合わせて微調整をしなかったということですね。」
「そうです。。。」
タイル割りごときで、そこまでする必要は無いと考えているのだろう。。。
「こちらの光の吹抜けの外壁で、
1階、2階は誘発目地が4本ですが、3階、4階、5階は3本になっています。
その理由は何でしょうか?」
「外壁タイルの割り付け上、そうしたんでしょう。」
「えっ?意味が解りません。」
「3階から上の外壁は、少し間隔が狭くなったんで、
誘発目地を無くして調整したということです。」
「だったら、外壁タイルの割り付け上の理由ではなく、
コンクリートの精度が悪かったということじゃないですか。」
「誘発目地が少なくなると問題がありますか?」
「コンクリートの誘発目地欠込み部分でタイルが割れていますよね。」
「タイルの化粧目地だけですから大丈夫です。」
「外観だって途中から誘発目地の数が変わればオカシイですよね。
そんなマンションを見たこともありませんよ。
現地を確認してから今後どうするか判断してください!」
「ハイ、そうします。」
ということで、現地を確認しに席をはずします。
でも、現地を確認する以前にこの会話ができたということは、
事前に知っていたのかも?
若手施工会社の立会い者に尋ねます。
「あの人はどんな立場の人?」
すると沈黙を破って、
「所長です。」
まだまだ若い所長(?)
早いうちから誰にでもわかる汚点を残さない方が良いと思いますが・・・・