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内覧会ブログ日記 【家族は建築関係者】

【344時限目】                           内覧会同行 アーキスケット 出口

マンション内覧会同行のご依頼者と最寄駅で待ち合わせ。

しばらくすると、
「アーキスケットさんですか?」
と、ご依頼者の女性から声がかかります。

「はじめまして。本日はよろしくお願いいたします。」

「実は、父と弟にも来てもらいました。」

と、後ろに控えているご家族を紹介されます。

「よろしくお願いいたします。」


マンションエントランスで受付を済ませ、
お部屋に入り、
いざ、内覧会検査のスタートです。

すると、お父様は付箋片手にお部屋を見て回り、
手際良く、気になるところに付箋を貼っていきます。

途中、付箋の貼られている箇所を確認すると、
アルミサッシの額縁上のクロスジョイントのメクレまで付箋が貼られています。

このお父様、只者ではないな!

ふと、近くにいた弟様を見ると、
鞄の中から、何と、レーザーレベルを取り出し、
床勾配のチェックをしているではありませんか。

もしかして、このご家族は・・・・


しかし私も内覧会検査のプロ。
後で、
「内覧会検査のプロなんてあんなもの?」
なんて話題にされたくはありません。

ただ、本当に良い出来のマンションで指摘事項がほとんど無い場合、
私の評価はどうなるのだろう?

と若干のプレッシャーを覚えつつも、
内覧会検査を進めていると、
そんなプレッシャーからすぐに解放されます。


◇ご依頼者家族の指摘事項

・バルコニー雨水横引き配管の水勾配が確保されていない
・バルコニー手摺支柱部のコンクリート下地不良
・ユニットバス天井点検口に凹みがある
・その他、クロスやサッシなどのキズ・汚れ・隙間など多数

◇私の指摘・確認事項

・斜め上階のルーフバルコニーからの熱橋(ヒートブリッジ)に対し、
 水平方向のスラブ下部はウレタン断熱材600mm程度が吹き付けられているものの、
 垂直方向の梁・壁にはウレタン断熱材が吹き付けられていない。

・パンフレットで、
 『水周りが居室に面する間仕切り壁は遮音を配慮しボード2枚貼りとしています』
 と記載があるにもかかわらず、
 リビングと洗面室間の間仕切り壁ボードが1枚貼りとなっている。

・洋室およびLDの戸境壁の傾斜がそれぞれ11mm、8mmとなっており、
 一般的に採用されている壁傾斜の許容値3/1000を超えている。

・バルコニーの柱周りの巾木部分で、
 右側の柱はグレーのウレタン防水が立ち上がっているが、
 左側の柱は外壁塗装色となっている。
 見栄えが異なるし、防水はどうなっているのか?

・その他、クロスのパッチワーク、クロスの浮き・折り皺、ブツ、キズ、汚れなど多数


後日、ご依頼者からのメールです。

内覧会では大変お世話になりました。
お察しかと思いますが、
父弟とも建築の仕事をしており、
出口さんのご指摘を聞いて大変勉強になったと言っていました!


内覧会のプロ1名+建築関係者2名+女性のきめ細かい目線

最強タッグのマンション内覧会検査となりました。


 

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2010年07月02日 09:09に投稿されたエントリーのページです。

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