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内覧会同行ブログ 【『チッ、』舌打ちが恐い。。。】

【345時限目】                          内覧会同行 アーキスケット 出口

「私たちが何か指摘を挙げる度に、
 売主の立会い者が、
 『チッ、』と舌打ちし、
 『この程度のキズは普通ですよ!』なんて言うんです。
 途中から恐くなって指摘することができなくなりました。。。。」

「そんな感じの人でしたねえー。。。」

「それにしても、出口さんの指摘説明は上手かったですよね!」

「話し方も色々と考えますので。。。。」

「内覧会の同行をお願いして本当によかったです!」


これは一戸建て住宅の内覧会を終了し、
最寄駅まで送ってもらう帰り道、
車中の会話です。


時を内覧会スタート時に戻します。

お部屋に入り、
私の検査の進め方を説明します。

ご依頼者は真剣に聞く一方、
売主の立会い者は、そっぽを向きながらまともに私の話なんか聞いていません。

今回の内覧会検査は要注意だぞ!!!

と警報が鳴り響きます。


で、内覧会検査をスタート。

検査を進めているとやはりいくつかの指摘が挙がります。
でも、途中、ご依頼者の検査の様子を伺うと、
ほとんど指摘が挙がっていない様子。
指摘を示す付箋もほとんど貼られていません。

1時間30分ほど経つと、
どうやら、
売主による住設機器の説明、ご依頼者の検査は終了し、
売主立会い者は、
『まだ、終わらないの!』といったような視線を向けます。

その視線を感じ取って、
「あと30分くらいで終わりますから。」
と聞かれもしない返事をします。

そして私の検査も終了。

ここで、
指摘事項説明の順序や話し方の戦略を立てます。

先ずは、言い逃れの出来ない手直しが簡単な指摘から。

「シューズインクローゼットのアルミサッシのビスが3個も抜けていますね!」

「えっ!これはビスを入れます。。。」

と苦笑いしながらその部分に付箋を貼ります。

次に、
「洋室のアルミサッシのビスも抜けていますよ!」

「こちらにもビスを入れます。」

次に、
「ロフトにある2本の化粧束柱の片方には廻り縁がついていますが、
 もう片方には廻り縁が付いていませんね。」

「束柱には廻り縁を付けません。
 廻り縁が付いている方は、もともと壁だった設計を変更したもので、
 壁だったから付いているんです。」

と予想もしていなかった回答です。
でも、意味が解らない。
単純に廻り縁の付け忘れと思っていたのですが、
設計変更が理由?

「でも、最終形が同じ化粧束柱なんだから左右で同じ仕上げにするべきでしょ!」

「・・・・、解りました。廻り縁くらいだったら取り付けますよ。」

次にロフトの壁にある点検口を開け、

「屋根裏に面するロフトの壁に断熱材のグラスウールが貼られていませんね!」

「そこの壁も設計変更になっている箇所です。
 その他の壁にはグラスウールが貼られていますよ!」

これまた予想もしていなかった回答です。
でも、意味が解らない。
位置が設計変更された壁にだって断熱は必要でしょ!

この売主立会い者は本当に技術屋さんなのだろうか?
で、断熱のそもそも論がら説明です。

「設計変更のない方の壁にグラスウールが貼られている目的は、
 屋根裏に対する断熱ですよね。」

「ハイ、そうです。。。」

「設計変更された方の壁だって、
 屋根裏に面するのであれば断熱が必要ですよね!」

「でも、設計変更にそんなことは記載されていません。」

「屋根裏に対する断熱の意味を考えれば解ることだと思いますが。。。
 現況、断熱のある壁とない壁が混在することに矛盾を感じませんか?」

「・・・・・、解りました。グラスウールを貼ります。」

その後、
木製建具の面材がめくれているような指摘、
壁クロスのキズ、
床見切りのキズ、
と、大きな指摘から小さい指摘といった順序で説明していきます。

そして、これら全ての指摘を手直ししてもらえるとのこと。

戦略成功!!!

でも、本当に気を使って疲れました。


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2010年07月07日 09:30に投稿されたエントリーのページです。

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