【351時限目】 内覧会同行 アーキスケット 出口
郊外の一戸建て住宅の内覧会同行です。
ここは大手デベロッパーによる大規模プロジェクトの住宅開発。
で、偶然にも同じ日の午前、午後で内覧会同行のご依頼があります。
事前に送付いただいた資料の設計図を見ると、
午前の住宅が準大手住宅メーカーの設計。
午後の住宅が準大手ゼネコン住宅事業部の設計。
と、2つの会社が設計競演しています。
大規模プロジェクトゆえの分業なのでしょう。。。
内覧会当日、現地に到着すると、
住宅形状は異なったものがあるものの、
外観、外構の造りなどなど、
全体的には同じ雰囲気を醸し出しています。
さて、午前の住宅内覧会検査を終え午後の住宅内覧会検査です。
玄関の前では、
案内役の準大手ゼネコンの立会い者が待ち構えています。
さすがに、
午前中の立会い者とは制服(作業着)が異なります。
しかし、
内覧会の進め方は午前中と同じ!
売主である大手デベロッパーのマニュアルどおりなのでしょう。
お部屋に入ると、
お部屋の雰囲気も午前中に見たのと全く同じ。
そして、
システムキッチンや洗面化粧台、浴室、トイレなどの住設機器類、
その他、アルミサッシや木製建具、フローリングなどなどの仕様も全く同じ。
カタログやインターネットの情報どおりの仕様となっています。
で、内覧会検査をスタート。
すると、
確か・・・午前中の住宅では、
クーラースリーブが固定されていたよなあー。。。
でも、こちらは全数未固定だ!
確か・・・午前中の住宅では、
木製建具の扉はアンダーカット10mmが確保されていたよなあー。。。
でも、こちらは5mmしかないや!
確か・・・午前中の住宅では、
バルコニーのオーバーフロー管にはメッシュ蓋が付いていたよなあー。。。
でも、こちらは付いていないぞ!
確か・・・午前中の住宅では、
屋根裏の断熱防湿シートが綺麗に貼られていたよなあー。。。
でも、こちらは貼っているとことろと貼っていないところがあるぞ!
これらは、単純なミス。
施工管理不行き届きだ!
さらに、内覧会検査を進めます。
すると、
確か・・・午前中の住宅では、
トイレや洗面室、廊下に将来用手摺下地が入っていたよなあー。。。
でも、こちらは入っていないぞ!
確か・・・午前中の住宅では、
ユニットバス周りの壁に遮音材のグラスウールが入っていたよなあー。。。
でも、こちらは入っていないぞ!
でも、これらは各社それぞれの設計図どおり。
同じプロジェクトの住宅で仕様が異なっても良いのかっ!?
この問いに売主は、
「大筋の仕様は当社で指示していますので同じです。
しかし、細かいところでは、
設計者によって異なるところがあるかもしれません。」
「そんなんで良いのですか?」
「その図面をお渡しし販売、契約をしているのですから。。。」
今回、同じ敷地内のプロジェクト。
でさえ、こんなことがあるのです。。。
住宅業界では、
こんなことがざらにあります。
だって、
同じ住宅メーカーの建物でも設計者が異なっているのですから。。。
致し方が無いことなのでしょうか?