内覧会同行ブログ 【給気口と排気口の間隔は?】
【362時限目】 内覧会同行 アーキスケット 出口
一戸建て住宅の内覧会同行検査で、
北面外壁をチェックすると、
浴室、洗面室、トイレの給気口と排気口が、
ゴソッとひと固まりに配置されています。
ビミョーだなあー。。。
給気口と排気口は、
ベントキャップと言われるフード付きのものが被されているものの、
下部開口は防虫のための金網が取り付けられているだけです。
そしてその間隔は、約30cm
これは、内覧会前にご依頼者から、
給気口と排気口が近くて、
トイレの臭いが給気口から入ってこないのだろうか?
といったご不安を聞いていたための確認です。
専門用語で、”ショートサーキット”
給気口と排気口はできるだけ間隔が離れている方が良いのですが、
設計の意匠、構造、周りの環境などなどの諸条件で
位置が制約されてしまうケースもしばしばです。
では、どのくらいの間隔があれば良いのか?
明確な答えが見つかりません。
換気設備の能力・風量、
ベントキャップなどの開口形状・吹き出しの風向き、
ベントキャップ周りの障害物などの有無の状況、
天候の風向き・風速、
などなど、
諸条件によって臭いが気になるかどうか?異なります。
内覧会に立ち会っている住宅メーカーの担当者に確認です。
「〇〇〇ホームさんでは、
給気口と排気口の間隔を定めた
ショートサーキットに関する社内基準はありませんか?」
「ちょっと解りませんので確認します。」
「もし、社内基準が守られていない様でしたら対応をお願いします。」
「ハイ。」
とはいうものの、
問題は、現実に臭いの影響があるかどうかです。
でも、ご依頼者にとっては気分的な問題もあるかもしれません。
で、ご依頼者にアドバイス。
「ご入居後、生活しているうえでトイレの臭いが給気口から入り込むようであれば、
何らかの対策をしたほうが良いかもしれませんね。」
「そうですよねえー。。。」
「ただ、今の給気口や排気口の位置を変えるとなると、
サイデイング裏の防水シートや防水テープ・シーリングの処理なども難しく、
防水上は好ましくはありません。」
「そうなんですかあー。。。」
「ショートサーキットを改善するためには、
ベントキャップに風向き調整用のルーバーを付けるとか、
給気口と排気口の間に隔て板を付けるとか、
排気口に外付けのダクトを取り付けるとか、
色々な方法が考えられますので検討されてみてはいかがですか?」
「そうですね!!!」
内覧会検査に立ち会っていると、
・設計図、仕様書、関連法規と異なる。
・設計上の配慮不足。
といったことが見つかるケースがしばしばあります。
だからといって、
手直しをすることが困難であったり、
手直しすることにより
他の不具合発生リスクが出てくるものがあります。
その時、
”最善の代案”
を考えることも必要なのではないでしょうか。。。