【368時限目】 内覧会同行 アーキスケット 出口
朝から久しぶりの秋晴れです。
最寄駅まで車でお迎えに来てくれた
戸建て住宅の内覧会同行のご依頼者が、
「よろしくお願いします。」
「こちらこそよろしくお願いします。」
「やっぱり内覧会は、晴れている方が良いですよね!」
「そうですね。
でも、検査では天候によって発見しやすいものが違うんですよ。」
「へえー、そうなんですか?」
「晴れていると、汚れなんか発見しやすいです。
曇っていると、クロスや木製建具なんかのキズが
懐中電灯で照らすと浮き上がって見えますので発見しやすいです。
雨が降っていると、バルコニーの雨水の流れなんかが解りやすいです。」
「晴れているから良いというものではないんですね!」
で、現地に到着し、内覧会検査を進め、最後の指摘事項の説明です。
先ずは、レーザーレベルで、
リビングの入隅の壁面に赤い光を当てながら傾斜測定結果の説明です。
最初は、素人の方にとってはめずらしいレーザーレベルに目が釘付け。
しかし、測定方法や測定結果の説明をしていると、
ご主人の目が、レーザーレベルと壁面を行ったり来たりと、
さまよっています。
そして、意を決したように、
「この壁クロス、色が違っていませんか?」
「やっぱり気付きましたか!
私の方でも指摘として挙げさせていただいています。
これは、クロスのロット違いによる色違いです。
キズや汚れといった不具合の理由で、
ここの部分のクロスを貼り替えたためです。」
すると、奥さんの方が、
「わー、本当だあー!
さっきの検査では細かいキズとか汚ればっかり気にして見ていたので
気付かなかったわー!!!」
「細かいチェックも必要ですが、
全体的にお部屋を見渡すと発見できるものもあります。」
「そうなんですねえー。。。」
「このクロスの色違いはここだけではなく、
こちらのアルミサッシ上部の下り壁と、
キッチンカウンター部分の袖壁にもあります。」
「本当ですねえー。。。」
「このロット違いによるクロスの色違いは多少なりともあるのですが、
それにしても、これはあまりにも色違いが大きいですね。
これは、施工が悪いということではなく、
クロスの製品上の問題です。
実は、クロスメーカーに見ていただくように
内覧会検査途中の段階で売主立会い者にはお願いしてあります。」
すると、
クロスメーカーへの説明写真として、
売主立会い者が携帯を取り出しクロスの色違いを写真撮影。
引き続き、
確認会での証拠写真として、
内覧会同行のご依頼も携帯を取り出しクロスの色違いを写真撮影。
つられて、
これほどの色違いのクロスにはめったにお目にかかれないと、
私も携帯を取り出しクロスの色違いを写真撮影。
すると、携帯電話のカメラにもかかわらず、
くっきりとクロスの色違いが写っています。
「今日はクロスの色違いを発見できましたが、
曇っていたり雨なんかでお部屋が暗いと発見しづらいものなんです。
そんな天候の時は、私も見落としていることもあると思います。。。。」
「やっぱり、天候によって発見しやすいものってあるんですね!」
今日は、
晴れてて良かった!