【390時限目】 マンション内覧会同行 アーキスケット 出口
マンション内覧会同行のご依頼者から、
事前に色々な資料を送付していただきます。
その中の間取り図を見ると、
南側バルコニーに面しリビング・ダイニングとキッチン、
北側共用外廊下に面し洋室(1)と洋室(2)、
よくあるパターンの3LDK+DENです。
おっ!久しぶりに、柱・壁ともにコンクリート造のマンションだ!
やっぱり、コンクリートだよな!
と、個人的な好み。
マンション内覧会同行の当日、
受付を済ませ、目的のお部屋まで行く途中の外廊下。
んっ?
外壁タイルの縦目地が、
60cmごとにシーリング(コーキング)目地になっています。
これは、ALC壁だっ!
念のため、拳骨で柱部分と壁部分をコンコンと叩くと、
やはり、音が違う。
間違いないっ!
ここで、何故?60cmごとにシーリング目地になるか?
ALCは幅が60cm。
そして、ALCは挙動するということもあり、
タイルのひび割れ防止のために、
ALCのジョイント毎にシーリング目地とすることが常識です。
(※ALCを切断加工して使用しているところは、その切断部分でシーリング目地)
さて、
検査終了後の内覧会場です。
「壁はコンクリートではないんですね。。。」
「耐震壁となっている戸境壁以外の雑壁はALCです。」
「でも、パンフレットの間取り図の表現では、
柱も壁もグレー色。その境にも線が入っていませんよね。
これじゃー、どう見ても、雑壁がコンクリートに見えますけど。」
「・・・・」
「一般的には、ALC壁の表現としては、
2本の斜め線を書いたりして、
コンクリート部分とは分けていますよね。
御社が造っているマンションを百件以上見ていますが、
コンクリートとALCは、表現を変えていますよね。」
「こういった書き方が、当マンション売主の仕様なんです。」
本当かいな?
「雑壁がALC壁というのは、マンション購入者はどうやって解るんですか?」
「設計図を見れば解ります。」
「マンション購入者で設計図を細かくチェックされる方は少ないと思いますが・・・
パンフレットや図面集など、
マンション購入者へ手渡している資料で解るものはないんですか?」
「・・・・」
「もし、マンション施工業者であるあなたが、
このパンフレットや間取り図を見て、雑壁がALC壁と解りますか?」
「・・・・」
と、協議・確認していても、
今更、ALC壁をコンクリート壁にすることは出来ません。
また、ALC壁が悪いということでもありません。
それぞれに、一長一短があります。
しかし、
ハッキリと解るような間取り図にしてほしい。
もちろん、
マンション内覧会同行のご依頼者も、
雑壁がALCだったなんて知りません。
というより、ALCって何?
このマンション施工業者は、
2,3年前までは、ほとんどALCを使っていなかった。
それを好ましいとも思っていたのに。。。
残念。。。