マンション内覧会同行ブログ 【床コンクリートのシミ・汚れ】
【437時限目】 新築マンション内覧会同行 アーキスケット 出口
新築マンション内覧会同行検査で、
リビングダイニングから広い広いルーフバルコニーに出ます。
周りの景観は解放感があって気持ちが良い!
しかし掃き出しアルミサッシからルーフバルコニーに一歩足を踏み出すと、
足元の床コンクリートは汚い!
ゴミとかが落ちているということではなく、
掃き掃除だけはしっかりと行われています。
この汚いというのは床コンクリート表面のシミ・汚れ。
ルーフバルコニー全体ではないのですが、
壁際1mの範囲全てと言ってよいほどにシミ・汚れがあるのです。
マンション施工業者の立会い者に、
「この壁際全体の床コンクリートにシミ・汚れがありますね。」
「そうですね。。。」
この床コンクリートのシミ・汚れは、
壁のタイル下地であるモルタルのこぼれ跡。
同じくモルタルの接着剤のこぼれ跡。
休憩時に飲んだジュースのこぼれ跡。
などなど。
床コンクリートに浸み込んでいるので、
拭けば取れるといったシミ・汚れではないのです。
マンション工事中、
外部足場の一番下でビニールシートを敷いておくなどの養生をしていれば
こんなシミ・汚れを防げたかもしれません。
また、汚してしまった後直ぐに清掃していれば簡単に取れたかもしれません。
しかしマンション内覧会でこんな状況というのは、
職人の意識の低さ、施工会社の管理不足と言うしかありません。
「このシミ・汚れは落ちますかね?」
「薄塗りモルタルを塗りましょう。」
何とも安易な施工業者都合の手直し方法だ!
薄塗りモルタルを塗るということはシミ・汚れを隠してしまえ!
という発想です。
薄塗りモルタルを塗るということは、
いかにも、”塗った!”という仕上がりになり、
せっかくの床コンクリート金コテ仕上げの風合いが台無しになってしまいます。
しかも、
シミ・汚れの場所だけの薄塗りモルタルでは
ルーフバルコニー床がまだら模様になってしまいます。
ということで、
「薄塗りモルタルは止めてください!
モルタルのこぼれは、カワスキで一つ一つ丁寧にケレンして取り除いてください。
モルタル接着剤やジュースのシミは丁寧にブラッシングして取り除いてください。」
「取れますかねー。。。。」
そんなこと内覧会同行業者の私に聞くな!
「取れなければ、カップを掛ける(機械のヤスリ)など良い方法を考えてください。」
「解りました。。。やってみます。。。」
「それでもシミ・汚れが取れなかったら、薄塗りモルタルでも良いでしょうか?」
まだそんなことを言うかなー。。。
「先ずは、一つ一つ丁寧にケレン、ブラッシングをしてください。」
このマンション施工業者の立会い者も、
これだけの量のシミ・汚れをケレン・ブラッシングで落とすことが大変だと解っています。
ですから、
何とか手っ取り早いモルタル薄塗りで隠してしまいたい!
というのが心情でしょう。
でも、新築マンション購入者にとっては、
設計図の仕上げ表にある、
”コンクリート金コテ仕上げ” の
綺麗な床の状態で引渡されるのが当然なのです。
今度、
「薄塗りモルタルでも良いでしょうか?」
と尋ねられたら、
「床コンクリートを全体に打設し直してください!」
とでもお願いしようかな?
「長尺シートを全体に敷いてください!」
とでもお願いしようかな?
手直しの方法っていくつも考えられます。
しかしマンション施工業者は、
手っ取り早く、お金がそれほどかからない、業者都合の手直し方法
を言ってくる場合があります。
(または勝手に行う。)
その手直し方法が、
本当に新築マンション購入者にとって最善なのか?
と疑ってみることが必要かもしれません。