戸建て内覧会同行ブログ 【行くに行かれぬ床下点検口】
【443時限目】 戸建て住宅内覧会同行 アーキスケット 出口
前面道路から、
トントントンと階段を降りて玄関ポーチ。
1階の床が設計GL(平均地盤面)から
35cm下っている3階建て木造戸建て住宅の内覧会同行です。
戸建て住宅の最高高さの制限や斜線制限で、
1階の床を下げざるを得なかった設計なのでしょう。。。。
戸建て内覧会同行検査を進め、
1階洗面室の床下点検口を開けます。
すると、
基礎床コンクリート床が濡れているではありませんか。
床下点検口に頭を突っ込んで改めて確認すると、
基礎で囲われた洗面室の床下全面が水溜りとなっているのです。
基礎外周のコンクリート打継ぎ部分からの浸水?
やっぱり半地下の住宅は浸水し易いのだろうか?
でも、これだけで浸水の原因を特定をすることは出来ません。。。
もしかしたら、
給・排水配管からの漏水かもしれないし、
工事中(軸組)に雨が降って基礎に溜まった水をそのままにしているかもしれないし。。。
大事なのは、
床下全体の状況把握を行って原因を掴み、
その原因に対し有効な対策を取ることです。
一戸建て住宅の売主同行者に、
「洗面室の床下に水が溜まっていますね。」
と指摘を挙げると自らも床下を覗き込み、
「本当ですね。手直しします。」
でも、何をどう直すのだろうか?
「原因は何でしょうかね。」
「調査します。」
「調査するといっても、床下のスペースは高さが30cmもありませんよ。
配管だってあるし、これでは人が入っていけません。
そもそも、基礎に人通口もないし、
洗面室以外には床下点検口もありません。」
どうやって調査するのでしょうか?」
「・・・・・」
で、1階の間取り図を確認し、
「階段室下にある物入れ内の床と洋室クローゼット内の床に、
床下点検口を取り付けて状況を確認してもらえませんか。」
「はい、解りました。」
「もし、水が溜まっているようであれば、乾燥させて様子をみましょう。」
ここで、内覧会同行のご依頼者、
「洋室やホールなどの部分は確認できないんですよね。
そこには床下点検口を取り付けて確認する必要はないのでしょうか?」
「見た目なんかを考えると床下点検口を付けない方が良いです。
まずは、洗面室、物入れ、クローゼットで状況を確認しましょう。」
後日の再内覧会同行。
洗面室と新たに床下点検口が取り付けられた物入れ、クローゼットの
床下を確認すると、
水溜りはなく綺麗に乾燥しています。
「物入れとクローゼットの床下は水が溜まっていましたか?」
「やはり水が溜まっていました。。。
雑巾で水を吸い取り、送風機をかけ乾燥させました。」
ここで戸建て内覧会同行のご依頼者に、
「今後、強い雨が降った後、床下を確認してみてください。
その時、水が浸入しているようであれば外周基礎周りからの漏水が原因です。
その場合、外周基礎を掘り出し、防水をするといった対策が必要になるかもしれません。」
「解りました。。。」
後日、戸建て内覧会同行ご依頼者から連絡です。
「本日、豪雨の中引渡しを受けました。
床下点検口を確認しましたが、特に浸水等は無いようです。
ひとまず安心しました。」
「もしかしたら工事中の水溜まりだったのかもしれませんね。
ただ、雨が原因ではないと確定はできませんので、
今後、継続的に確認してください。」
床下の狭い設計、
何かトラブルがあったときは大変です。
でもでも、トラブルがあっても見えないかあーーーー。