【449時限目】 分譲住宅内覧会同行 アーキスケット 出口
有名ハウスメーカーによる大規模分譲住宅の内覧会同行です。
大規模開発の分譲住宅だけに売れ残りもあり、
今回の住宅は、築1年3ヶ月を経過している物件です。
内覧会同行のご依頼者と現地に向かい、
この分譲住宅の外観を眺めます。
すると、
壁と瓦屋根の取り合いに取り付ける水切り金物が一部取り付いていません。
台風か何かで脱落し、吹っ飛んでしまったのだろうか?
この水切り金物については、
内覧会同行ご依頼者が事前に発見し手直しを依頼していたのことですが、
「まだ、取り付いていないのおーーー。。。」
お部屋に入ると、
しょっぱな、ハウスメーカーの施工担当者から、
「このリビングのアルミサッシは曲がっており、開くことができません。
今、手直しを手配してます。」
と、事前に言い訳。
取っ手を引っ張っても、
ギギギギギ・・・。
本当に開かないのです。
そして、確かにアルミサッシの框が見た目で解るほど曲がっているのです。
こんな状況だから、
内覧会同行検査では予想どおり(?)、色々な指摘を発見。
その指摘の度ごとに、
ハウスメーカーの施工担当者が見た目で解るほど不貞腐れ顔になるのです。
内覧会同行検査を進めルーフバルコニーに出ると
ルーフバルコニーに敷き詰められた樹脂製置き床タイルが
大きく凹凸状に波打っています。
しかも、何だか異臭を感じます。
この置き床タイルの一部をめくると、
5mm程度の水溜り。
しかも、
泥が溜まり、苔が生えているのです。
「ルーフバルコニーが水溜りになっていますね。」
「竣工したときは、こんなことは無かったはずです!」
「でも、1年以上経過したからといって、
ルーフバルコニーに水溜りがあって良いもではありませよね。
原因を調査して対処してください!」
「上司に相談します!」
この回答では、手直しするのか?手直ししないのか?
後日、内覧会同行のご依頼者から連絡です。
「このハウスメーカーでは、
全国で何件もルーフバルコニーに水溜りが出るという事象が出ているとのことです。
しかし、いくら説明してもらっても、
私達、素人では解らないことも多々あります。。。
正直、不信感がぬぐえません。。。
後日、ハウスメーカーから報告書が出てくると思いますので、
チェックをお願いできればと思います。。。」
で、後日その報告書が届きます。
「ルーフバルコニーシート防水の繋ぎ部分の接着部で、
時間経過ち共に浮きが発生した施工不良と判断します。
防水層の下にある断熱材を下地に固定するビス頭によってシート防水が浮いており、
本来、断熱上端と同高さまでビス頭を施工している箇所が、
断熱材のやせが発生したことによりビス頭が飛び出し、
シート防水の浮きを発生させてことが原因と推察しました。」
断熱材がやせた?
それでビス頭が出た?
それでシート防水が浮いた?
それで水溜りが出来た?
まっ、それはそれで否定はしません。
私の見解としてプラスするならば、
シート防水の接着不良により床下地との間に空気が入り、
その空気が熱膨張してシート防水に浮きができてしまっている。
その為、
雨水排水を堰き止めてしまっているし、
置き床タイルも凹凸状に波打っている。
シート防水を浮き上がらせているのが原因なら同じじゃない?
いえいえ、手直し方法が違います。
いずれにしても分譲住宅購入者としては、
水溜りの出来ないルーフバルコニーに手直しされればそれで良い。