【454時限目】 新築マンション内覧会同行 アーキスケット 出口
新築マンション内覧会同行検査も終盤。
ご依頼のあったお部屋の範囲で共用廊下の検査です。
共用廊下に面する洋室1の腰窓の水切り下部に指を突っ込むと、
そこは空洞。
コーキングを忘れているぞ!
念のため、腰をかがめ目視確認。
やっぱりコーキングがされていません。
お隣の住戸は? と確認すると、
やっぱりコーキングされていません。
上の階の住戸は? と確認すると、
やっぱりコーキングされていません。
全戸、共通して手抜き工事なのだろうか?
で、マンション内覧会に立ち会っている施工会社担当者に、
「アルミサッシの水切りにコーキングがされていませんね。」
と指摘です。
すると、
「当社の仕様としては、アルミサッシの水切りにはコーキングをしないことになっています。」
「あまり聞かない仕様ですね。
でも、バルコニーにある掃き出し窓はコーキングされていましたよ!」
「掃き出し窓と妻面にある腰窓は雨掛かりとなるためコーキングをしています。」
確かに、この共用廊下にある腰窓の水切り高さは、
上階の共用廊下先端の位置から45度角線の上にあり、
雨掛かりとは考えない範囲にあります。
「御社の仕様ということであれば、
モデルルームでも水切りにコーキングしていないんですね。」
「ハイ、していません。」
「ここのマンションだけではなく、他のマンションでも水切りにコーキングしていないんですね。」
「そうです!」
この売主兼施工会社のマンションの内覧会同行は、
過去、1、2度しかなく、しかも最近では記憶にありません。
ちょっとハッタリをかけて、
「以前、御社のマンションの内覧会同行検査をした時は、
腰窓下の水切りにコーキングがされていたと思いますが・・・・」
すると、
「3年ほど前から、社内仕様としていますので、
それ以前のマンションだったんではないでしょうか。」
「・・・・・」
辻褄の合った回答に脱帽です。
「万が一、腰壁の水切り部分から漏水があった場合は、
保証してもらえるんですよね。」
「アフターサービス規準にも記載しておりますが、
雨による漏水の場合は、10年間の保証をしております。」
”必要の無いコーキングは行わない。”
その腰窓1箇所のコーキングをしないことで、1000円前後のコストダウン。
それが積もりに積もれば大きな金額。
そのコストダウンの徹底ぶりは、ある意味感心します。
でも、
数千万円もするマンション購入者に対し、
1000円前後のコストダウンのために不安を抱かせてしまうのも、
どうかと思います。
最近のアルミサッシ水切りの形状には、
コーキングする部分にアルミプレートで蓋をしてある商品もあります。
せめて、
そういった商品を使用していれば、
”コーキング忘れ”といった疑惑を抱かせることもないのではないでしょうか?
でも、
「それでは、コストダウンにならない!」
と回答されそうです。。。