内覧会★同行日記 【モデルルームは見栄え良く!?】
【309時限目】 author アーキスケット 出口
もし、このことがマンション内覧会で発覚したのなら・・・・
ということで、今回はマンションモデルルーム同行のお話です。
「やっぱりマンション購入契約前にプロに見てもらった方が良いよ!」
と、友人からアドバイスを受けた方からのご依頼です。
事前に送付していただいたパンフレットや間取り図で、
チェックポイントを絞ります。
景観 : お部屋の目の前7mに隣地マンションの2段式機械駐車場がある。
騒音 : 隣地はJR路線が走っている。
避難 : バルコニー隔板前に物干しがある。
遮音 : 水周りと居室間の遮音仕様が不明。
断熱 : 外壁周りの断熱仕様が不明。
などなど不安材料が出てきますが、
一番気になるのは、
”下り天井CH1900mm”
の間取り図表記。
3LDK全てのお部屋の各所に記載されているのです。
特に洋室(2)は、
高さ2100mmの木製扉を開けると目の前90cm程度のところで、
CH1900mmの下り天井が目に飛び込んでくることになるのです。
しかも、お部屋面積の約半分を下り天井CH1900mmが占めています。
きっと、圧迫感のあるお部屋なんだろうなぁー。。。。
モデルルーム同行当日です。
運良く(?)、購入検討タイプのお部屋がモデルルームになっています。
お部屋に入ると、
豪華な家具がちりばめられ、
間仕切りの変更や扉のグレードアップなどなどカスタマイズされ、
とにかく、
素晴らしく見栄えの良いお部屋なのです!
下り壁CH1900mmも、思ったよりは圧迫感が少ないなぁー!!!
でも、アルミサッシや木製建具高さとの相関関係が・・・???
念のため、スケールを取り出し、
下り天井CH1900mmを計測してみます。
すると、下り天井CH2000mm!!!
立会いをしてくれたマンション販売担当者に、
「この下り天井高さは2000mmですよ!間取り図表記と異なっていますよ!」
と、スケールを当てながら確認します。
「・・・・」
「実際のお部屋の下り天井は10cmも下がるんですね。
この10cmの差は大きですよ。」
キツネにつままれた様子でパンフレットを確認していますが、
回答が見つかりません。
で、携帯を取り出し施工会社担当者にその理由を確認します。
「どうやら、このモデルルームは12階のお部屋を想定して造っており、
施工図どおりだそうです。」 (※施工図ではCH1980mmらしい。)
ここで、
一般的には上の階に行くほど梁の高さが小さくなってくるので、
下り天井の高さが変わることはありえます。
しかし、
「施工図なんてマンション購入者には解りません。
階によって下り天井高さが異なるのなら、
パンフレットや間取り図に表記すべきじゃないでしょうか。
ちなみに、一般部分の天井では階によって異なる表記がありますよ。」
「どうやら、間取り図では一番悪い条件の寸法を記載しているとのことです。
そうすれば、実際のお部屋がそれより高くなる分には問題ないと考えているとのことです。」
「問題ない?。。。そうでしょうか?
このマンションモデルルームをイメージして
下の階の方を購入している方にとっては、
実際に出来あがったお部屋の下り天井が10cmも低くなるんですよ。
きっと、クレームを言われる方が出てくるんじゃないでしょうか。。。。」
「そうですよねぇー。。。」
「後々、問題にならないためにも、売主としてどう対応するのか検討してください。」
「検討します。」
1年後のマンション内覧会の時、
このモデルルームが解体されてしまっていたら、
「モデルルームの下り天井はこんなに低くなかったですよ!」
とクレームを付けても、
「”下り天井CH1900mm” 間取り図に記載のとおりです!」
なーんて事になっていた!・・・かも?