内覧会★同行日記 【指摘をキャンセルします!】
【318時限目】 author アーキスケット 出口
事前に送付されてきたマンション内覧会資料で、
クオリティー記載部分を見ると、
なんだか貧弱。
念のため、マンションの公式ホームページで確認してみても、
やっぱり貧弱。
資料が貧弱であればあるほど、
売主や施工会社にとって言い訳し易いということも。。。
マンション内覧会当日、
キッチンカウンター横にあるパイプシャフトの点検口を開けながら、
「このパイプシャフトの壁は、
ボード2枚貼りとかグラスウールを入れるとかの遮音対策はしていないんですね。」
と施工会社の立会い者に確認します。
「ハイ。パイプシャフトの壁には遮音対策はしていません。
でも、排水管周りに遮音シートを巻いて、
コンクリート床との隙間には緩衝材を入れています。」
ユニットバスの天井点検口を開けながら、
「洗面室などの水廻りと居室間の壁には
グラスウールを入れて遮音対策をしているんですね。」
と施工会社の立会い者に確認します。
「居室に音が伝わらないように配慮した仕様にしています。」
この1件目で、だいたいの仕様は解った!!!
実はこのマンション、
内覧会同行を複数件、依頼を受けています。
2件目、3件目は、1件目の説明と同じ仕様で造られています。
しかし、4件目・・・・
キッチンカウンター横にあるパイプシャフトの点検口の中を覗き込むと、
グラスウールが貼られているではありませんか!
施工会社の立会い者に、
「このパイプシャフトにグラスウールが貼られていますよ!」
「遮音対策のためにグラスウールが入っています。」
その場の状況説明していれば間違いない思っているのだろうか?
「でも、これまでに見た3件はグラスウールが入っていませんでしたよ!」
「・・・・確認します。。。。」
「一応、内覧会指摘事項記載表に記載をしておいてください。」
「ハイ、解りました。」
で、内覧会会場の隅の方で、
この立会い者と現場所長と売主で何やら三者会談。
で、テーブルに戻ってきて、
「パイプシャフトにはグラスウールを入れない仕様となっています。」
「このお部屋だけ間違えたということですか?」
「ハイ。私の説明が間違っていました。グラスウールは撤去します!」
ここで、横の席を見ると、
内覧会同行のご依頼者が複雑な表情。。。。
「間違ったとはいえ、わざわざ撤去することもないですよ。」
「でも、内覧会指摘事項記載シートに記載している以上、対処しなくてはなりません。」
「だったら、指摘をキャンセルします!」
この施工会社の立会い者は生真面目なのか、
横線で削除するということではなく、
新しいシートを持ってきて、
指摘事項を1.から書き直していきます。
待つこと、約20分。
「これで、指摘事項として痕跡が残りません!」
この対応に対し、賛否両論があるかもしれません。
しかし、ご依頼者の心情を考えてということでご理解ください。
PS
このマンション、合計7件のお部屋に内覧会同行をさせていただきましたが、
同様なことが2件ありました。
同じマンション内で異なる仕様、
しかも、複数件、
果たして、何が正しいのでしょうか?